ガイブンの輪vol.3にて。

 6月27日に新宿ジュンク堂書店で開かれた「ガイブンの輪vol.3」を聞きにいってきました。
 「ガイブンの輪」というのは、現在3000人しかいないとされる外文(外国文学)読者の輪を広げていこうという趣旨のもとに、書評家・豊崎由美氏とゲストが、ガイブンの話をするトークイベントです。
 ゲストが次の回のゲストを紹介する「いいとも」形式で、
 第三回は岸本佐知子さん。
(そういや、「豊崎由美アワー読んでいいとも!ガイブンの輪」ってのが正式名称だった) 
 岸本さんの読書歴を聞いてると、同じ本を繰り返し読むタイプなのが判明。小学生のとき、漢字がわからないところは自力でルビを振りつつ、岩波文庫のルナール『にんじん』を何回も読んでいたのだそうで。『にんじん』を含む3、4冊の本だけを、小・中学あたりはずーっと読んでたって…。そののち、修学旅行の電車で筒井康隆を読んだら、それ以降の旅行の記憶がないってんだから。そのハマりようがすごいのです。 
 あとはもちろん、ブローディガン/藤本和子・訳の話とか。
 オススメされた新刊。
  『パパの電話を待ちながら』(ジャンニ・ロダーリ)
  『世界の涯まで犬たちと』(アーサー・ブラッドフォード)
  『昨日のように遠い日』(バリー・ユアグローほか)
  『犬たち』(レベッカ・ブラウン
  『通話』(ロベルト・ボラーニョ)
  『最終目的地』(ピーター・キャメロン

 ちなみにガイブンの輪vol.4は、私の適当な記憶で書きますと、8月に立川(これは確か)のオリオン書房(たぶん)で、ゲストがえーと…漫画家のかただそうです(コミック関係はよく知らないので、名前が…。タキモトさんだったかなぁ…全然ちがったら、すいません。いいかげん情報…。岸本さんによると、漫画家はガイブン読みのかたが多いんだそうな)。
  追記**正解は、オリオン書房ノルテ店で榎本さんでした。適当な情報ですいませんでした(汗)

そんなに面白いのかな?

 でも今の版では、ことばとか直されちゃったりもしてるみたいですね。

にんじん (岩波文庫)

にんじん (岩波文庫)