好きなSFについて

過去に読んだSFで気に入ったもの10作くらい、というお題をいただいたので、すこしばかり書いてみます。といっても、漠然と10作というのは悩んでしまうので、作家がらみでちょいちょいと思いついたものを挙げてみます。 ちなみに何故悩むかというと、同じ作家…

読書12月

最近、花粉がヤバい気がします。花粉なのかよくわからないけど、ときどき鼻炎…。風邪もひいていないのに、マスクです。12月の読書メーター読んだ本の数:6冊読んだページ数:2209ページ郭公の盤読了日:12月29日 著者:牧野 修,田中 啓文NOVA 3---書き下ろし…

読書11月

ぽつぽつと更新、現在に追いつきたいと思いつつ。11月を振り返ってみます。11月の読書メーター読んだ本の数:6冊読んだページ数:2224ページはだかの太陽 (ハヤカワ文庫 SF 558)読了日:11月28日 著者:アイザック・アシモフゴーストハント?旧校舎怪談 (幽BO…

読書10月

まるっきり更新を怠っていて申し訳ありません。 遅ればせながら、10月の読書…をいまさら振り返ってみる(苦笑)。 10月の読書メーター読んだ本の数:7冊読んだページ数:3038ページインシテミル (文春文庫)読了日:10月31日 著者:米澤 穂信鋼鉄都市 (ハヤカ…

読書9月

夏休みがあったわりには読んでいないなぁという感じですが、科学書を一冊読めたのが、自分にとってはプラス、でした。9月の読書メーター読んだ本の数:9冊読んだページ数:3017ページ誰でもない男の裁判 (晶文社ミステリ)読了日:09月25日 著者:A・H・Z・カ…

読書8月

この猛暑もあとすこしでしょうか? 暑いからというわけでもないけど、8月はほとんど読めず…。8月の読書メーター読んだ本の数:3冊読んだページ数:1076ページIT〈1〉 (文春文庫)読了日:08月31日 著者:スティーヴン キング翻訳文学ブックカフェ2読了日:08…

読書7月

毎日暑いですね。お盆すぎたらすこしは落ち着くのでしょうか、この猛暑。7月の読書メーター読んだ本の数:9冊読んだページ数:2618ページ春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)読了日:07月31日 著者:米澤 穂信にょっ記 (文春文庫)読了日:07月31日 著者…

東京国際ブックフェアへ。

去る7月10日、東京国際ブックフェアに行ってきました。 ブースとしては、河出書房新社の黒くそびえ立つ壁一面の本本本・・・に感動。写真とれば良かったなあ。気になる方は河出のツイッターのどこかに写真があるのでみてくださいね(とか無責任に言ってみる…

読書6月

なんとなく今さらな感じですが、4月から読書メーターをはじめてみました。 現在コメントを残していませんが、少しずつ入れられるようになればいいなぁ。 6月はこんな↓↓↓でした。私にしてはこれでかなり読んでいるほうです。 6月の読書メーター読んだ本の数:…

対談『世界文学の楽しみ方』を聴きに

5/25にあった紀伊國屋サザンセミナー。河出書房の文学全集最終巻・新訳『ブリキの太鼓』についてと、全集完結、今後の第三集の内容についての対談。池内紀×池澤夏樹。日程的にムリかなと思っていたのですが、聴きにいくことができました。 文学全集全体につ…

二十年越しの?

鏡 明のエッセイ集がとうとう出版。『二十世紀から出てきたところだけれども、なんだか似たような気分』(長い長いタイトル…)。〈本の雑誌〉掲載の「連続的SF話」200回分を抜粋・加筆して、一冊に。まだ4分の1くらいしか読んでませんが(←けっこう分厚い…

記念対談「世界文学の楽しみ方」

河出書房の世界文学全集・第2集までの全24巻が、最終配本の『ブリキの太鼓』で完結(5/13配本予定)。 その記念対談が、5/25、紀伊国屋サザンシアターで行われるそうです。 『ブリキの太鼓』新訳刊行&世界文学全集 第2集 完結記念 ということで、池内紀氏と…

「ワールド文学カップ」

気づいたら、二ヶ月以上経っていました。。。あー、びっくり。 書こうと思っていたことはあったのに、書きそびれてしまった。。。 それはさておき、紀伊國屋書店・新宿店に行ってきました。ピクウィック・クラブ企画の「ワールド文学カップ」フェア目的です…

訃報。

浅倉久志氏、訃報。まだまだいろんな編・訳が読みたかったですが…。 たくさんの名訳をありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします。

世界を知る。

『SFが読みたい!2010年版』を読んだせいか、数ページのみ読んでほうりだしてた『宇宙消失』に手をつける。これはっ。めちゃくちゃ面白い。なんだか、気分がうぉーっと盛り上がる(面白い本読むとテンションあがるという意味です、単純に)。これイーガンの…

全集に足を踏み入れる。

一冊の本を読み終わる。次の本を手に取る──。 次に何を読むか?でパニックになる、ってことはありませんか? ないですか。 あのシリーズも読みたかった、こっちの叢書も手をつけてない、あれもこれも…と本をひっくり返しているうちに、気持ちが押しつぶされ…

足跡をたどる02

旅のともに持っていく本は、悩むが、これが楽しい悩みで、いつもうきうきしながら考える。 旅をしながら、その土地のものを読むのも楽しいし、旅先でサスペンスを読むのも緊張感がアップして良い。ひとり旅以外のときは、わくわくする割にはたいして本は読め…

足跡をたどる01

あけましておめでとうございます。 なんだかんだと年末の挨拶もできず。。。申し訳ありません。 たまには足跡を残そう!ということで、遡って、いくつか読んだ本。 『ジャンピング・ジェニイ』アントニイ・バークリーのシェリンガムもの(創元推理文庫)。 …

年末ミステリランキング

久しぶりの更新です。 クソ忙しい年の瀬で(口が悪いな…)インフルも流行っているようですが、皆様元気でお過ごしでしょうか。年末の風物詩、ミステリランキングの季節です。 『このミステリーがすごい!』(このミス)は、去年からジャンル別コラムがなくな…

足跡12 

妻を帽子とまちがえた男 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) 09/10/26 『宇宙消失』は読む時間がまったくなくて読み終わっていませんが、本屋でこれを購入したので、ぼちぼち読んでみています。 妻の頭を帽子とまちがえてかぶろうとする音楽家、からだの感覚…

足跡11

宇宙消失 (創元SF文庫) 09/10/20 楽しい長編がよみたいなぁと、これを発掘。どうにもセレクトが間違っている気もするが(楽しい?)、イーガンは好き。まだ『ディアスポラ』も『TAP』も読んでないけどね。。。『ディアスポラ』難しそうだけど、いつかは読む…

足跡10 

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫) 09/10/16 『バッド・モンキーズ』は順調に読み終わり、『涼宮ハルヒの憂鬱』を読んでみる。思っていたよりも、SFど真ん中な話。個人的にはキャラ萌えはないのですけど、主人公の少年(キョン)の語りかたとかはうまい…

Bad。

バッド・モンキーズ作者: マットラフ,Matt Ruff,横山啓明出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2009/10/12メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 773回この商品を含むブログ (33件) を見る “あたしは悪を殲滅する組織の一員なのさ”殺人で逮捕された女ジェインは…

足跡09 

バッド・モンキーズ 09/10/12 用があって街中に出かけると、本屋に寄らないわけにはいかず、結局、先述の「知る楽」のテキストと『バッド・モンキーズ』を購入して帰ってきた。買い控え計画は、「すぐ読まない本は買わない/読んでから次の本を買う計画」に…

世界文学全集の番組。

NHK教育で放送中の「池澤夏樹の世界文学ワンダーランド」。 →http://www.nhk.or.jp/shiruraku/mon/index.html 河出書房新社より、個人編集の世界文学全集を刊行中の池澤夏樹が、その全集のなかから、いくつか取り上げて話をする番組。ところどころに朗読もは…

足跡08 

サンキュー、ジーヴス (ウッドハウス・コレクション) 09/10/08 図書館で借りてきた、ジーヴスものを読んでいる(ちなみにスタージョンの文庫もまだ途中…)。はじめての長編、といっても二冊目。なぜかというと、図書館にシリーズの最初のほうが置いてないか…

足跡07

書店はタイムマシーン―桜庭一樹読書日記 09/10/05 体調が整わないので、読みかけのスタージョンを一時停止して、読みやすい桜庭一樹の読書日記を読んでいた(これも読みかけだった…)。この日記は毎月Web(http://www.webmysteries.jp/sakuraba/)で読んでい…

翻訳ミステリー大賞

翻訳者が選ぶ翻訳ミステリー大賞というのが新設されたようで、 その支援サイト翻訳ミステリー大賞シンジゲートがオープンになっています。 ↓↓↓↓↓↓こちら↓↓↓↓↓↓ 翻訳ミステリー大賞シンジケート 書評家・編集者・翻訳者有志による支援サイト。コンテンツは土…

足跡06

不思議のひと触れ (河出文庫) 09/10/01 読みかけだった『異国の客 (集英社文庫)』を読みおわり、文庫化されたスタージョン。読み終わった池澤夏樹の『異国の客』は政治面などの話も多いのだけれども、内容がどうというより、私はこの人の“文章”が好きなのか…

足跡05

でかした、ジーヴス! (ウッドハウス・コレクション) 09/09/22 図書館でこれを借りて読み始めたら、『犬は勘定に入れません 上―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (1) (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-6)』を思い出し再読(作中にジーヴスの話が出てくる)。そ…