先月買った本。/幻想と怪奇。
「奇妙な世界の片隅で」で紹介していただいた『幻想と怪奇』(ハヤカワ文庫NV・全三巻)を購入。
↑ 欧米(以外もあるかも)の怪奇小説について紹介されています。すごく詳しくてびっくりします。怪奇やホラーにほとんど縁がなかった初心者にとって、非常にありがたい案内です。そちら方面に興味のあるかたはぜひ覗いてみてくださいね。(それにしても、すごい量…これ全部読んでるのか、、、?……と畏れおののく私。アンソロジーだけでも、けっこうあるものなんですねえ。)
読書はまだ二巻の途中ですが、全三巻のラインナップをみると、SF系で縁のあるスタージョンやディックやブラッドベリも収録されていて、「怪奇」のわりに親しみを覚えます。〈奇想コレクション〉にとられているヘンダースンやディヴィッドスン、〈異色作家短編集〉のマシスン、ボーモント、ブロック(スタージョンやブラッドベリもいますし)。〈異色作家短編集〉は実はジョン・コリアの巻しか読んだことがないので、これは集めるべきかもという気がしてきました。20巻となると集めるのも結構…ですけども。
ピープルシリーズで有名なヘンダースンは、〈奇想コレクション〉の『ページをめくれば』を持っているものの未読で、今回はじめて読みましたが、好みかも。子供の心情の描き方とか、ありふれているようでいて意外と独特の雰囲気を出しているなあと感じました。
アンソロジーの場合、いろんな作品を読めて好みの作家を探せるメリットも大きいですが、短編をあまり書かない作家や埋もれてしまったマイナー作家の作品が読めるのもひとつのメリットではあります。
「アムンゼンの天幕」とか意外に好きだったりする。。。
(読み終わったら、また。)